第233回 アメリカのメキシコからの不法移民問題 問題の根底を考えたことはあるか？

　今回はアメリカで現在本格始動されようとしているアメリカ・メキシコ間の壁の建設についてだ。先に私の考えをを申すと、私は反対ではないという事だ。（が、後にも話すが、トランプ氏が語るような原始的な壁の建設とその費用の出し方には反対だ。その効果は低い為。）　今回のこの問題の根底にあるのは、不法手段で入ってくる移民の問題という事だ。皆さんはこれぐらい許しても良いのではないかと甘い考えをお持ちの方も多いだろうが、国家間で見たら立派に犯罪であるぞ。犯罪に関して甘すぎる判断は少々頭のネジが緩過ぎるとしか言えなくなるな。　先にこの不法入国についての解説から始めて行く。

　不法入国と言うと分かりやすく感じると思うが、基本的にその国から排除される存在で犯罪者と同じ扱いだわな。その犯罪者共を自由に迎え入れてあまつさえ社会に溶け込むようでは、国内で不満を抱く者が増える結果になるのは仕方の無い事でもある。　そしてそれらのせいでその自国民が迷惑を被っているのであれば、これを入らせないように徹底するのは当然の流れである。　しかしながら現状のアメリカでは、安い労働力を求めて不法でも認めるという会社は多いし、それらを保護しようという街なども数多く存在している。だからアメリカ経済には不法移民が無くてはならない存在だと正当化しようとする話の流れがあるのだが、それらのせいで確かに被害を被っている人達が存在する事もまた事実である。それらを助けて保護しようとして、その国の被害に遭う国民達を見捨てて見殺しにするというのでは、何かが根底問題として間違っていると言わざるを得ない。現在のトランプ氏がプレジデントの地位まで上り詰められたのは、その見捨てられた人の数が国内で半数にも及ぶ数になってきているからとも言えるだろう。　それに入る方法としてはきちんとした正規の手順もあるというのに、不法入国を正当化させるというのには、モラルのかけらも見られない行為である。私もトランプ氏の前に発言した様な不法移民は全て排除させるという考え方には賛成です。ただし、ただちに正規の手続きが取れるのであれば、免除と言う形にすればよいのです。（犯罪者等は問答無用ですが。(笑)）
　しかしここまでは、内部での不法入国での話ですが、問題の本質はメキシコ事情による物が大きな割合を占めるでしょう。　要はメキシコの経済事情があまり上手く行っていないから賃金レベルで稼げるアメリカにどうしても行って稼いで来ようとする人が殺到するわけです。（アメリカとメキシコでは賃金レベルが数倍はあるみたいですね。なんでもアメリカで1週間働けば、メキシコの1ヶ月分の給料になるとか。そりゃあ犯罪冒しても行きたくなるわな。現状国境の壁は結構ゆるいし。）　つまりメキシコがちゃんとできていないからアメリカにしわ寄せが来ているとも言えます。そのうえで国境においての現在の壁は、あるところにはあるけど無い所には無いという状況で、かなり通行がしやすい状況とも言えます。だからトランプ氏は侵入が難航になるようにちゃんとした壁の建設を無理やりでも推し進めようとしているわけですね。　結局はメキシコの経済事情が悪いせいだというのに、その問題はアメリカにあると責任転嫁しているようなものですね。　メキシコの国の運営方針が悪いという事です。だって物の見方によれば、アメリカからの搾取を容認しているような対応ですからね。そりゃあアメリカの人（不法移民のせいで直接被害を受ける人達）が怒る結果にもなりえるでしょう。

　という事で不法に入ってくる移民達を限りなく0にして、正規の手続きを増やさせるという流れにすればよい。そして0にする流れでちゃんとした国境壁の建設は必要な事でしょう。（国境線が長いので、壁系統での侵入防ぎは必要な事。）　それに不法に入ってくるのは移民だけでなく犯罪者なども入ってくるので、なおのこと必要な事でしょう。（移民系犯罪の1割は不法にメキシコから入ってきている者達だという話もあるし。）　犯罪の流通経路を叩くという観点からも当然の事では？　それとも自国民を見捨てて見殺しにさせる方法の方が支持できますか？　これはトランプ氏の言うとおり政府の無視における大虐殺と同じ行動でしょうね。助けられる命を助けないで犯罪者を野放しにして被害者を生み出し続ける事にどんな良い利点が国にあるのでしょうか？　私としては理解に苦しむ内容です。

　さて最初の方で建設等のやり方に反対を申したのは、古典的な壁の建設では、今の時代には効力をあまり期待できずにムダ金と時間になりえるからという事です。　そんな壁も今なら越える事は簡単でしょうし、モグラ戦法などでも簡単に乗り越えられる為、意味がほとんど無いと言いたいです。　ではどうするか？もっと機械に頼りましょうと言いたいです。なんの為の科学文明ですか？と言いたいですね。要は物理的に高い壁ではなく、少し厚みのある電流の壁などを作るという事です。（檻みたいに上下からの電流発生によっての電流檻の形状。）　さらに電流の他に高熱レーザーを付けたり、水流レーザー等でも良いですね。それに物体移動を感知する機能を付けて、万が一通り抜けようとしてもすぐに発見できるような仕組みを付ければ、そちらの方がより効果的でしょう。さらに壁の上にもある程度の物体感知や熱源感知などの機能を付けて、上を越えようとすれば、同様レーザー系の放出を対象物に向けて自動的に行なうようにさせれば、かなりの防止効果を与えられます。さらに地価にも熱源や音波などのレーダーで、移動の確認を行えるようにできれば、視角をほぼ無くす事が可能にできます。　そのうえで常時人を常駐させることは無理になる可能性が高いので、これらの監視装置や壁との連携を自動で随時行える無人機を多数配置させるとさらなる効果を及ぼせるでしょう。（人を配置させるにしても各所に最低1台ずつは配置させるべきでしょう。）　そしてこの壁の電力等は、風力や太陽光で賄えばそこまで高い維持費にはならない。（もちろんメンテナンスはかかるでしょうが。まあもう少し経てば、メンテナンスも自動で行えるようになるでしょうが。）

　それと壁の建設費用をメキシコに支払わせると言っていましたが、その費用を関税で取るよりも、メキシコ人がメキシコからアメリカに来る際の費用を値上げさせるやり方で取れば、アメリカの被害をかなり減らす事が可能になるでしょう。（この場合損をするのは主にアメリカに来ようとするメキシコ人に限定されるわけですから。）　訃報を断じて正規の数を増やして、その費用を多く取るようにすれば、不法移民の悪質性をより伝えて無くさせる行動にも繋げて行けます。（正規の人達が迷惑を被るのは、不法のやつらが存在していたからだというふうにさせる。）


　どうせやるのであればこれぐらいはしなくてはね。関税で双方に被害を与えるのではなく、もっと効率的にいかにメキシコ人に不法は許さないという姿勢を見せられる方法は、こういう方法でしょう。
　それでは今回はこのぐらいにしておきますか。
　ここまで見ていただきまして誠にありがとうございます。
　アメリカVSメキシコ～終了～国境壁






　壁で分断は悪い事だと言うが、不法は良いのか？犯罪の活性化は良いのか？と、現在文句や不満を言う方に伝えたいものがある。　それにそもそも国境はもっと厳しい場所であるべきであろう。あそこが現状ゆるすぎているからそれを正すだけだというのに、なぜこうも批判者が多いのか？　不法入国は世界で見ても悪影響が大きい事であるはずなのに、容認しようとするのは犯罪を起こしたい人達の言う事という気もする。
　今の不法移民達に残りたいのであれば、お金を払えと言うのも1つの手ではないのか？　そしてそのお金を壁の初期建設費に充てて、残りを別で用意させて後に少しずつ回収と言う形で。　finale

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