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第289回 TOSHIBAの混迷 原因の1つに政府の原発推進方針が関係している? [政治経済改革]

 さて今回は、アメリカの原発会社の多大な負債のせいで窮地に陥っているTOSHIBAの問題について、日本政府が変わらず取り続ける原発推進方針が悪影響を与えたのではないのか?という観点から話ををしていく。(つまり今の混迷低迷状況の引き金の1つが、政府が進めるバカな政策が巡り巡って悪影響を与えて、今の状況を作り上げてしまったのではないのか?という話だ。もちろんこれだけが要因ではないだろうが。経営者共が時代の流れに乗れなかった責任も高いだろう。)

 今現在の東芝(いちいち変換がめんどくさいので漢字表記で。)は、日本での原発事故が起きる前に原発が売り上げを伸ばせると思いアメリカで買収して得た原発会社が、日本の福島原発事故の影響をもろに受けて、業績が伸び悩み、果ては大規模なマイナスを生み出してしまったせいで、今の親会社の東芝に負債の責任が重くのしかかり、空前絶後の大ピンチな状況へと陥っている。 現在の情勢では、東芝の要である半導体事業すらも切り離さなければ経営が出来ない状況まで陥らされていて、それの売却先で現在政府などが強く問題視して介入騒ぎにまでなっている有様である。 ゆえに、東芝の現状は事業展開で大きな失敗をして東芝存続の危機にまで事が大きくなっているという状況だ。 これは前説でも話した通り、経営陣に時代の流れと未来を見る為の力が無かった責任と、現在も日本政府が押し進める原発推進が大きなカギとなってこのような事態へとなったのだと考える。 過去に良かった方針でも、今の時代では完全に的外れになる事は商売の世界では常にある事なのに、それに気付きもせずに突き進んで問題を大きくさせるというのは、まさにこの原因を作り出した経営陣共はこの点において愚者である。 世界で事業を展開するのであれば、世界の事象の流れを注意深く見る目と、先読みの知性が深く必要になるだろう。 たとえ日本では政府が原発事業を押して産業の中心に置くような政策を置いていたとしても、世界で見ると現在の情勢ではそれが既に少数派になりつつあることは分かりきっている事実になり始めているというのに、日本政府の方針を信じすぎて判断を大いに誤ってしまったことが今回の混迷の大きな要因の1つとなるだろう。(簡単に言うと、経営能力の欠如や単に劣化(経営能力)してしまったという事だ。)

 そしてもう1つの大きな要素である政府の原発推進方針と世界での原発の関係性においてだが、日本は福島原発事故が起きる前も起きてからも変わらず電力の供給元を原発事業を中心と見据えて政策を展開しているが、世界の中では事故前と事故後では大きく流れが変化している。事故前では、技術不足によって引き起こされる不幸な事故という扱いで、取扱にさえ注意していればすごく安全かつ最強クラスの電力供給元として有名性を得ていたが、日本での福島原発事故が自然災害と人災によって引き起こされて、とてつもない世界に大影響を与えるほどの大災害となってからは、原発の見方は安全では無く、とても危険で一歩間違えれば国土の一部が完全に使用不可能になるほどのリスクがある事を全世界に教え広めてしまった。以前にもロシアで似た様な事故が起きたが、あれは技術不足の不幸な事故で考えられてまだ大丈夫と見られていたが、原発の安全性能において世界の中でも上位に位置し、さらに機械類などの様々な事での安全性の高さを誇る日本でさえもあれだけの大災害となってしまった原発事故であるから、それ以外の安全性においてそれだけの保障を考えられない国々では、原発という電力機関は怖くて恐ろしい物へと考え方が変化していった。それに伴い、安全だけどいろいろな問題がまだあるクリーンエネルギーの太陽光や風力発電へと方針をシフトさせていく国が多く出始めて、今の世界の情勢ではこのクリーンエネルギー活用方法に重きが強く置かれている。さらに福島原発事故の影響で、安全管理の世界基準がさらに引き上げられて、活用が難しくハードルが引き上げられた要因もクリーンエネルギーや従来の電力発電方法の活性化を生んでいる要因になっている。(国土が狭い国では、原発事業はメリットよりもデメリットの方が非常に高くなるので、敬遠されるだろう。また、国土が広い国でさえもその土地が使えなくなる恐れがあるというのでは、慎重にならざるを得ないし、国民感情においてもさらに慎重路線を取らざるを得ない状況となる。) このような原発事業においての安全神話が崩壊した中でも、日本は変わらずに原発推進を続けてさらなる発展を目指そうとして、無限活用や販売方向を強くし、日本でも反対の声が強くあるものの半ば無視しながら運用再開を粛々と進めている。 日本においては、原発産業を停止した時に大量の核の原材料を保持してしまう状況にある為、やむを得ないという事で進めているみたいだが、このありきの進め方も政府の愚策である事は言うまでも無い。(すでに政府は、原発において自転車操業で後戻りができないただのお馬鹿に成り果てているからな。) このような日本政府の原発推進において、東芝も引き際や判断を見誤り、このような最悪の事態を引き起こしている。 せめて日本政府がもう少し原発事業において慎重性を持った判断を行なえていれば、東芝の今の混迷も起きていない可能性がある。 つまり日本政府が東芝の首を絞めてしまったという事になる。今も続ける愚かな原発推進方針によって。


 それではここまで見ていただきまして誠にありがとうございます。
 TOSHIBA~終了~福島原発事故










 さて東芝はさっさとアメリカの原発会社を売りに出さないと再復活は絶望的でしょうね。もう原発事業は世界的に見ても未来はほとんど残されていませんから。(人外未踏クラスの僻地に建てるならともかく。)
 それと、わんずまざー保育園での児童虐待問題において、私と似たようにそこの保育士にも責任があるという知識者もいるようですね。なんでも問題が発生したらそれを管理する役所なりに通告する義務が保育士にはあるそうです。つまり保育士の義務違反という事になると。私の考え方とほぼ同じ内容が既にあるようですね。ならば知らない人で保育士の待遇が悪くて同じ被害者扱いで見る方々は無知であるという事になるのでしょう。犯罪の片棒を担いでいる人が誰なのかを分からない馬鹿だという事です。それを放置すればまた同じような事例が起きてしまうという事でもあるでしょう。 END
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