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第318回 緊張状態続く北朝鮮事情 平和的交渉では完全解決にはならない? [世界問題]

 さあ明日はフランスの方で新プレジデント決めの重大な1日になる可能性もある今日この頃ですが、そちらは結果が出てからまた解説します。(今の混戦具合のままだと、結果が伸びる可能性も十分にあるし。) ただこの混迷状況に至る結果もまた、難民の大量受け入れと所得格差などでの貧富の格差が酷い状況で、それを現在の政党が見捨てて見殺し状況にしたという問題の果ての状況ですが。(アメリカはそれで見捨てられた人の数が増えすぎたから、トランプ氏勝利となったのです。 ついでに日本も似た状況へまっしぐらというのは理解しているでしょうか? 貧富の格差レベルは世界でも最上位クラスに位置しているのですから。)
 それで今回は北朝鮮情勢で問題になっている事について、現在の世界の対応具合の説明やその対応によって何が導き出されるのか等を解説していきます。 ただもうすぐ第2のXデーですね。その周辺日時ではまた緊張度レベルが再度引き上げられることになるので、十分注意は払うようにしましょう。

 現在の情勢下での主だった動きとしては、ロシアが北朝鮮と船でのやり取りを開設するというのが一時期ニュースになりましたね。この船は一時期日本にも来ていた万景峰号という船で、主に人や食料などの物資を運搬する船ですが、裏の内容としては軍事用の部品の運搬や違法薬物の運搬用としての意味合いの方が強いという情報ですね。 つまりこの件では支援の手を少しロシアが行なうという形となります。 ロシアが世界の流れと逆方向で北朝鮮に支援の手を与えるというのは、大きく分けて3つの要素があります。1つはロシアが今協力体制化にあるシリアと北朝鮮は仲が良いという事。1つは現在ロシアがクリミア半島やらウクライナの件などで世界から経済制裁を受けていて、それの解除を狙う意味で北朝鮮との回線を繋ぎたいという思惑。そして最後に、ただ単にアメリカの嫌がらせをしたいという思惑が含まれているのでしょう。(シリア空軍基地へのミサイル発射の恨みも含まれているでしょうが。) ただこれで北朝鮮と仲の良い関係となれたとしても、北朝鮮に話をして聞かせる事はまず不可能に近いでしょうから、単に北朝鮮の援助を開始したという事実だけが残りそうですが。 それに元から核開発に関してはロシアからの援助などを受けていたみたいですし、現在のシリア情勢の件もありますし、北朝鮮の現体制維持のまま何とか穏便かつロシアが北朝鮮問題で優位に立てるように画策(これを機にロシアの世界的役割能力でアメリカを超える事。ついでに制裁解除。)しているようですが、北朝鮮の方針上ではすでに世界と真っ向反対状況になっているので、ロシアの思惑は当たるというよりもむしろさらに悪手を打っているのではないのか?という感じです。(若干北朝鮮問題の火に油を注いでいる。) さらにこのまま北朝鮮が何かしらで暴発したとすれば、その責任の一部がロシアにも返ってくることになりかねないので、早計な判断にも見える。 また今のような世界から見て危険国家への支援行為を行なう事が多いロシアは、実は今の平和を破壊したいと考えて行動しているのではないのか?という考えも出てくる。 というのも今のギリギリの平和で世界のトップに君臨しているのはアメリカで、世界がアメリカの動きに一喜一憂することも珍しくないというぐらいアメリカの世界的立場は高い。これにロシアは気に食わないという考えが強いのだろう。だから平和を守ろうとする動きと対立してでもアメリカよりも強い立場になろうと画策して行動しているのではなかろうか? それが結局世界に対して攻撃をする事になったとしても。 今の北朝鮮はテロ国家一歩手前の状況だ。テロ支援国家などではなく、テロを起こす国と言う意味だ。(暴発すれば、その時から無差別テロ国家という事になる。) つまりその状況下では、その国に支援の手をする国こそがテロ支援国家という事になるだろう。(現状中国がこれに該当しそうなため、アメリカとの連携を本気で考え始めた行動をしているとみられる。) ついでに国連はやっぱり無能ですね。ロシア1国が反対したから国連決議が決められないというのは、民主主義としても壊れている制度だ。(結局何も解決できない答えしか用意できない腑抜け国連となる。) 世界に対して敵対する国が加盟した瞬間無能になる制度の集団など、世界平和の為には不必要である。

 それで今のアメリカと中国の連携での平和的解決をしようと圧力を掛けて言う事を聞かせようとしているようだが、平和的解決では過去にアメリカが失敗した例と何も変わらない結果になること必至だな。 核兵器を引き合いに出して交渉するのが北朝鮮のやり方で、約束破棄を多用して交渉の対価を得つつ核兵器を保持し続けたという確固たる歴史がある。 さらに現状の北朝鮮では、核兵器は有した条件の元交渉をするというのが前提となっている。(絶対に何を言われようとも手放す気は無いという考えだ。もし手放すとしても、永遠にではなく1日か数日手放したから終わりという事になるのはこれまでの結果通りだろう。) それで世界は核兵器を完全に捨て去る事が交渉の前提となって接しているので、平和的な交渉でまとめられる可能性はかなり低いだろう。もしくはまた北朝鮮に世界が騙されて、北朝鮮問題がさらに厳しい状況に追い込まれて、アメリカとの事実上戦争の火蓋が切って落とされることになる。(4度目の交渉は無いだろうから、これが事実上のラストチャンスである。) 平和的交渉と言っても、北朝鮮は約束事など完全に通用しない国であることは明確なのだから、そもそもどこまで通じるかは疑問である。北朝鮮は約束を守らない国なのだから。(守らない事で、同じ問題でまた援助や支援を受けるという考えで固まっているから。) その分かりきった国相手に平和的交渉の意味などどこにあるのだろうか?(日本との拉致事件に関して進展が無いのも、この約束を守らない事で延々と援助を受けようとしようとする結果なのである。 だからまた今の状況で北朝鮮がこれを引き合いに出して、日本を騙して援助を受けようと狙っているのだ。) 今の独裁者自体が国家間の外政においては、詐欺師で通しているという事が分かりやすいかな?
 こういう国に対しては平和的解決方法では解決へと至る事は難しいだろう。 やはり何かしらにおいて軍事的行動に発展しなければ、問題の完全解決には程遠いだろう。 その意味では独裁国家なので、トップがいなくなって別の世界と仲良くしようと考えるトップに変える事が、効率的かつ問題解決への近道になる事は分かるだろう。 とすると現状のままでは、やはり何かしらの戦闘や戦争へと至る確率の方が高いだろう。 話し合いが平行線のまま進み、北朝鮮が核保有国家主張行動を見せる事はもはや時間の問題である。それが運命の日となるだろう。(現在の北朝鮮の考え方は、世界と明らかに違っているのだ。核保有こそが北朝鮮を世界の立場を上位へと上げられる存在だと認識しているのだから、それを手放しては何も得られないと考えてのこの行動だろう。) 北朝鮮の考え方そして戦略内容は大体分かる。核兵器をもし完全に手放したとしたら、その時は強い援助が受けられるだろうが、それ以降は何も無くなる恐れがあり不安に考えているという事もあるのだろう。それに核兵器が無ければ、世界から注目される事も世界に対して圧力を掛ける事も出来なくなって悲願の夢である世界的強国の仲間入りは果たせなくなってしまう。つまり完全に手放して幸せが訪れるビジョンが現在の北朝鮮には見えないという事で、各強国としての世界的立場を上げようとしての行動が現在の緊張状態を生み出しているという事だろう。 現在世界で1番の強国として認められているアメリカを相手に認められて各強国の仲間入りが出来れば、援助の面や経済支援も思うままと考えての行動方針なのだろうな。 世界に恐怖を与えて支援を受けるという名の強国を目指して。
 だから平和的交渉では何1つ解決へと至る事は困難な状況であるという事だ。 しかも問題をこれ以上放置すれば確実に戦争間違いなしという状況にまでなっているという現実含めて。

 この状況下で平和的解決へと至れる道は、「天国と地獄」のような北朝鮮トップの訪中or訪米後のひそかに斬首or神隠しぐらいの選択肢だろうな。 それ以外の選択肢は最悪の名高い本格的戦争によっての斬首ぐらいだろう。 被害を最小限まで抑える方法としては、もし戦争開始な状況になった時に、中国にもアメリカ側の戦線に加わってもらって、ほぼ完全包囲状況での総力戦が出来れば、核が使われる前に潰す事も可能にできるだろう。(この条件の引き換えに中国側が新たなトップを用意する権利を与えれば、意外と実現できそうだがな。)


 それではここまで見ていただきまして誠にありがとうございます。
 北朝鮮~終了~詐欺強国












 この問題は、現状を放置していた世界各国にあり、うまく騙されて支援を行なってきた国や暴発恐れての援助を行った国が最も問題でしょう。(主に米中ロ日) 私が前に示した道を辿ればまだ平和的に解決できる選択肢があったというのに。 楽観視しすぎですよ世界各国の平和ボケの方々? それにもしこの問題が平和的交渉で解決されたときには、第2第3の北朝鮮が世界に発生して問題が増えて世界が大混乱へと陥る事は明白でしょうね。(核兵器で脅せばどんな小国でも世界と対等に渡り合える悪しき前例となるので。) end
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