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第616回 沈み迫りくる家‐体重と生き埋めの危険‐ [建築]

 バレンタインデー だからどうした。ついでに今の日本では、義理という文化も消え薄れ始めている。なので、そのうち日本ではある意味消滅しそうな状況ですな。最初の頃の定義がほとんど消えている状況のようですし、自分とか友達に送るのであれば、別にこの日ではなくても良いわけになりますからね。ただチョコを自分や友達に挙げたいのであれば、クリスマスとかに合わせたらちょうど良いのでは? そして今日という日は普通の日へと戻っていく。だとしたらホワイトデーやブラックデーなども消えますな。すでに本命の意味すらも薄れ始めていますし、この際義理とは言わずに本命も消しては? 各個人毎の記念日などでも良いわけですし。 挙げる方も貰う方もいらぬ気遣いをせねばならないような文化は小規模に抑えるべきでは? というか日本でバレンタインに並ぶ各行事は、忖度祭りにも近い物がありますね。

 さてサブが先行した展開になっていますが、今回は危険建築シリーズです。普通にタイトルだけ見ると、命の危険に迫りくるような状況の危険に見えますけど、きちんと命の危険はない程度の危険に留めています。前回などが横だったので、今回は縦方向の危険にしてみました。つまり、重さで自然と沈み、2~3階建て(地下付き)をイメージしているので、上の階が沈むという事は、それを下の階から見れば天井が迫って来る状況になるという恐怖を嫌でも味わえる家になるという事です。 なので、体重の変化によってすぐさま嫌でも家が知らせてくれて、場合によっては目が覚めた時に生き埋めから朝が始まるなんてことも起き得てしまう危険な家です。家が危険と共に起こしてくれるので、朝に弱い方などに関しては、寝坊対策として良い?危険になるでしょう。(まあ確実に初回辺りはパニックで、2回目以降も息苦しさと共に目を覚ます目覚まし時計いらずの確実目覚めに繋げられるでしょう。大丈夫!起きなければ危険が増えて行くだけですから。)

 さて今回は立地としてはどこでも可な条件ですけど、この危険を最大限に活用させる意味を込めても先程申しあげたとおりの地下付き2~3階建ての家辺りが、十分に危険を楽しめる状況に出来るでしょう。沈むと迫りくるというのは、言葉は違いますけど効果としては同じものです。例として1階で説明すると、1階の床面が重量によって沈むときは、それを地下から見れば天井が迫り来る状況になります。なので、沈むと迫りくるは言葉が違っても、それを見る位置が違うから違うというだけで、現象自体は同じものです。 今回はそれをベースに考えているのですけど、それによって起きうらせられる危険の効果は2種類で、まず沈む効果の危険は体重での危険です。まあこれは基本的に体験者の体重の量によって沈む量が変化していくという形で、いくつかの部屋にそれぞれ個別で沈む能力を付与させて、部屋を渡っていくと、自然とその重量によって生じる段差が大きく変わっていくという形にします。つまり、その部屋での合計体重が重いほど他の部屋に行くのに苦労する危険が生じるという事ですね。もうバリアフリーの正反対の構造を行っていますね。そして1人で移動していると、その変化量を嫌でも自覚させられてしまう危険が迫っているという事ですね。つまり体重の変化に恐れる人にとっては、普通に家の中を移動するだけでもその恐怖を常に味わう危険が待ち構えている家になるわけです。まあ目を逸らせれば、普通は大丈夫なのでしょうが、この場合体重の変化によって沈みこむ量が変化して段差の大きさも変化してくる事になるので、状況によってはその段差の違いによって目を逸らしていても足で気付かされることになる事も? 見たくない足元を見なければいけない危険でしょうかね? ちなみにこの部屋の仕組み構造としては2種類の方法があり、1つは低反発やクッション系の素材でもって変化を付けていく方法と、もう1つは普通に部屋ごとに重量でもって床を上下させる仕組みです。まあ基本的に長く機能を持たせるのならば、後者を選ぶべきですが、一定の期間ごとに床面の素材を交換できる状況ならば、前者でも十分に効果を発揮させられるでしょう。こちらは主にホテルやアトラクション向けですな。もちろんそんな交換などの費用を計算したくない場合や、部屋ごとでの変化の特徴を大きく見せたい場合は、後者を選ぶべきでしょうね。 床面を重量によって変化させる構造に関しては、その床面に値する重量の感知とバネの仕組みなどでもって移動させていく方法にすれば、意外と簡単に作れるでしょう。(それだけの構造を作るのに結構な費用が掛かりますけど。)というか基本の仕組みとしては、重量の変化によって移動するエレベーターのような感じですから。そう考えると意外と楽に思い浮かぶでしょ?まあこの場合、部屋ごとに個々でエレベーター構造になっている不可思議な家みたいな構造になるけども。その上で、床と天井が合わさっている面同士が共に移動していく作りにすればよい。 そして体重の変化によって細かく変化していく作りにする場合の設定としては、家具などの固定重量に関しては、その設定ごとに基本の部屋重量として設定して、それによる重量変化の影響を受けない設定にすればよくなる。その上で、あとの細かなものに関しては体験者の重量変化などに付与する形で変化していく仕組みにすれば、それほど面倒な事にしなくても良くなる。ちなみに、その重量沈みによってその下の階を完全に潰す事が出来ないように設計して、人が生存できるスペースを残す仕組みにする。(まあ重量によってその部屋が低くなっている場合は余裕もいくらかできるだろうけど、それは考慮に入れない計算にする。)そして、重量の重みが無くなった後の沈みからの戻しに関しては、沈みのペースと同じ感覚で戻していくようにすると良い。
 それで、この構造の部分は地下以外に施す形で、地下に関しては基本的に天井が迫りくるという内容だけにする。(そうしないと、延々と仕組みを作っていかないといけないような感じになる。) それともう1つの作成時の注意点としては、基本的な部屋割りでは各階層で大体同じような構成で部屋を作らないと、この効果を最大限発揮できなくなるので、その点は注意すること。

 次に迫りくる生き埋めの危険に関してですが、基本的な部屋の仕組みはすでに説明したとおりですが、この迫りくる生き埋めの危険の仕組みを施す為には、時間設定によって自動的に天井が降りてくる設定を作る必要があります。ただそれだけでは、その下の階の重量変化によって狙った効果に出来ない可能性があるので、さらなる追加効果として、ジェル物質や厚いゴム風船などによって柔らかく形状変化しながら迫ってくる物質を天井に設置しておいて、天井が最低位置に着いた後に発動させて、より生き埋めの迫りを強めていきます。その状態だけでも目覚めでの生き埋め感は果てしなく高いでしょうが、その息苦しさだけで目覚めない可能性もあるでしょうから、次にじわじわと冷えが伝わってくる仕組み(これは迫る物質を冷やしていけばよいだけ。)を追加して、えも知れぬ肌寒さを演出したり、その逆で温めて(下半身を温めてから冷たくしてみると、嫌な気持ちでの目覚めを演出)みたり、最後には水道と連動させて、水が降り注いでくるようにすると、嫌でも起きざるを得なくなるでしょう。それでこの仕組みを、目覚まし時間設定や朝の人がいるという状況下の部屋において設定すると効果を発揮できるでしょう。そして止める手段は、その部屋にストップボタンを設置するという感じで。押さない限りはその効果が発動し続ける。 まあこれは主にホテル関連で使用すると良い効果を出してくれるでしょう。(嫌でも寝坊厳禁に出来て。) その上で、起床時間の前辺りから徐々に天井が降りてくるという情景は、早くに目が覚めたらある意味恐怖の時間にも見えてくるでしょうね。そして寝室を同じような位置合いに設計して、下の人が早く起きると、より上の人が生き埋め感半端なく起きさせられる状況にもさせる事が出来る。(一種のゲームかな?罰ゲーム的な。) まあこちらの注意点は、ちゃんとどこかに空気の確保スペースを用意する事でしょうかね。迫りくる物質に2重構造施して1つをメッシュにさせるとかね。


 それではここまで見て頂きまして誠にありがとうございます。
 沈み迫りくる家~終了~体重と生き埋めの危険
















 まあ生き埋めの朝寝坊防止やらの効果はともかく、体重によって随時変化していく部屋構造は、ダイエットの家とか減量を目指す人に対してより効果を発揮させられそうですね。この場合感覚で体重の増減を見たり感じたりする事になるから、より体重との感覚が嫌でも分かる形になるでしょうからね。ついでにダイエットの場合、軽くなればなるほど家の中での移動の便利さが上がっていく事になるから、それを目指すという事の目標にもしやすくなる。 体重計では数字で増減を見る事になるけど、この沈み迫りくる家では視覚的にも感覚的にも移動便利さに関しても随時その状況が嫌でも理解させられてしまう状況にある。まさにその手の人にとっては、危険だらけの家になるでしょう。 まあこれも、主にホテルやアトラクションがメインですね。もしくは専用施設とか?
 END
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