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第1608回 大阪都構想 反対僅差で上回る いろいろ急ぎ過ぎた結果 [授業・雑記]

 さて今日は、昨日の夜に正式に決着がついた大阪都構想選挙の結果が、僅差で反対が上回って、維新の大阪都構想が事実上の敗北になった事についての話ですね。
 まあ、いろいろと急ぎ過ぎて説明を省いたりした結果だと思いますね。あと、段階的にも、もっと住民と寄り添いながら都構想へ向けて、ステップアップしながら改革する道もあったはずなのに、一足飛びに話を進め過ぎた結果とも言えるのではないでしょうかね?
 やる方法は、他にもあったという事です。これを選挙前に話しても、聞く耳は持たれないでしょうし、現状での後の祭りになる話ですけど、今後の形において、今の大阪市のままでまたダメになって行くのだとしたら、もっと住民に寄り添いながら大阪都構想を目指す方法もあるという事を知ってもらえればという事ですかね。
 これは、他の二重行政とかで悩む所にも言える話ですけどね。

 さて時事はも何も報道がほぼこれ一色だったので、私の方もこちら一色で参りますが、二重行政の悪い所で言える1番の原因は、市民や都道府県民の選ぶ目が無かったという事ですよね。
 だってその二重行政とかで問題が起きる原因は、その市長とか都道府県知事が反発したり戦ったりしているから起きる事ですよね?選ばれたバカ共が、民優先の政治やサービスを無視して、政治権力を振りかざすから起きている状況であり、最低どちらかが民優先で政治を考えてくれる良い人であれば、そんな事は起きるはずも無く、さらに今の大阪での維新政治のように、どちらも仲良く手を携えて行動するような形ならば、確実に二重行政の問題は無くなりますよね。
 故に選ばれる人選の問題であり、選ぶ人たちの人を見る正しき目が、二重行政を発生させるか否かを選ぶ形にもなるという事ですよね。だから、他だ政党だけで人を選ぶのではなく、きちんとその選べる人達の人柄と政党関係なく動けるかどうかも判断しながら、民優先の政治が行えるのかどうかを正しく判断して選ばないと、政党優先で民の幸せを考えなくても良いとする二重行政等が発生する事になるという事ですよね。
 それが昔の大阪自民党政治だったというだけでしょ?
 そういう意味では、政党色にあまり縛られないトップの方が、二重行政になりにくいとも言えるでしょうかね。本気でそこを良くしたいというビジョンが示せて納得できる言葉があるならばですが。
 あとはその辺りで、民意が示されない状況が続いたら、任期関係無く強制変更する事も出来る権利とかがあれば、民を優先する政治が行われやすくもなるのではないでしょうかね? 例えば、その市長や知事等の報道調べでの支持率平均値が30%を下回る状態が6ヵ月続いたら、自動的に次の候補を選ぶ選挙が行われて、その人が決まり次第強制変更を可能にするとかの形にすると、あまりにも民を無視し続けた政治は出来なくなるでしょ?
 それにこういう方法ならば、「任期中は好き放題できる独裁状態じゃー」というバカも出なくなるでしょうしね。

 それでは、大阪都構想についての話に進めていきます。
 基本的に私は、現状の説明のままではメリットが薄く、デメリットが強いように思えたので若干の反対派でしたから、現状の結果には取り敢えずの喜びはありますが、反対派の政党を応援する気は特に無く、維新にはこれからも大阪都構想関係無く、大阪の政治を良くする為の形では動いてほしいと思う事と共に、今回のような急すぎる形ではなく、もっと住民に寄り添いながら大阪都構想のメリットデメリットを深く議論してもらいたいと思いますね。
 政党から示すのではなく、住民たちの形から、大阪都構想を強く望む声をもっと高めて住民運動レベルで盛り上げられるぐらいまでするべきですよね。今の形は大阪の為というよりも、政党色が強い形で、説明を省いている感と納得の形を多少無視している感が強いので、もっと理解度と周知率を高めた上で、再度やるかどうか、今後また目的にするかどうかを検討するべきでしょうね。

 まあ今回の敗因は、いろいろ急ぎ過ぎた結果ですよね。今のコロナで大変な時期にやるのか?という意見も当然あるでしょうし、出している試算結果がどう見てもマイナス要素をすべて無視して、さらにコロナでの影響値と今後のコロナによる状況変化を完全無視している内容で、現実無視して理想の絵に描いた餅を見せて、良い所だけ見せて、本当にそれがおいしく食べられるのかどうかの説明が無かった事が問題だと言えますね。
 現実を見れば、維新と自民の試算結果を足して2で割った感じが良い数字なのではないでしょうかね? それでコロナ影響値を加えれば、現状は普通にマイナスでしょうね。
 故に、コロナ時にやった事が敗因の1つですよね。ついでに現状での大阪の新規感染者数も増加しているようで、地味に今選挙やった事が影響しているのではないでしょうかね?
 そして後は、一気にコマを進めて、大阪市から4区の形に分けるとした形で、大阪市が消滅するという悪いイメージが付いた事も影響しているでしょうね。
 あとは普通に説明理解度が低い事に、住民サービスの方も不明点(残すと明言はしていない)が多く、メリットがあまり強くないというのもありますね。

 まあとかく言える事は、飛ばし過ぎという事ですね。法定速度60キロの所で、120キロぐらい出して、大阪を変えようと言っているようなものです。もっと60~70キロぐらいで進めていく事は出来なかったのでしょうかね?
 仕組みとして考えられるのは、段階的に進めていく形で、不満が多ければ元に戻す事も出来るという意味での保険を用意した上で、まずは大阪市を残した上で、4区にまとめて移行期間を作った上で、このまま大阪都構想に進めていくのか元に戻すのかを選ぶ事が出来るという形のお試しから始められる方法を取る事も出来たでしょうし、仮想的に市長権限等から4区に分けた仮定においての4人の特別区長の形を選定して、先に今の形からも動いて考えてもらいながら、その結果と状況を住民たちに理解してもらってから、そのまま次に進めていくか、今の状況での問題があるから1度また考え直す必要があるかを考えてもらうなどの方法が取れると思いますね。
 4区に分ける構想案は、現状の大阪市のままでもある程度は進められるでしょうし、その形で特別公務員として応募を掛けた上で、住民への任意の投票で決めてもらう形にして、進めていきながら、どう変わっていくのかの下準備等から、本気で良くなるのかどうかの判断に繋げて行ってもらうという方法等もあるかと思いますね。
 もちろんまずは都構想云々は関係なく、単純に住民サービス等を良く改革していく為の仕組みという事で進めていき、ある程度下地を固めて、大阪市のままで出来る限界までやった上で、どうするべきかとどうして欲しいのかを問う形にするべきですよね。
 先の未来の形が曖昧なまま良くなると言われても不安でしかありませんから、まずは下準備の段階で、大阪市の段階でも出来る限界まで進めてから、良くなる方向に出せるようにして、さらにそこから進ませればさらに良くなる事を実感できるような形を示して、理解を求めるという形にした方が良いと思いますね。
 現状での不安要素は、未来の形を4人の区長の人選に丸投げした事ですね。これでは不安が強くなる事は避けようがない。最低でも過度な失敗は無いという安心感が得られるような回答が作れなければ、ここは単なる実験場かという事での不信感が強くなるだけでしょうからね。
 大阪でカジノ作るとか言っていますけど、事この大阪都構想の行く末もカジノのように大金掛けての一発を狙うとかいう話に、どこまでの市民が付いてこれると考えられたのでしょうかね?
 まずは手堅く状況を見ていくという事も大事なのでは?
 急いては事を仕損じるという諺がしっくりくる今回の大阪都構想選挙ですよね。 どのみち移行期間が必要ならば、段階型選挙で、戻る事も出来るという安心感を与える保険を用意した上で、チャレンジしてみませんか?と問う形にするべきではなかったのでしょうかね? いきなり全財産をカジノに突っ込みますというのに、全市民が納得できるはずもないでしょうに。


 それではここまで見て頂きまして誠にありがとうございます。
 大阪都構想~終了~段階案





























 まあそれに、都構想でないと出来ないという案件は現状少なく、大阪市のままでも工夫すればできる事はたくさんある事ですし、まずはそこから手を付けながら、下地で良い形を作り上げて住民サービスを良くしながら、さらなるステップアップの為にはこういう事が必要なのですが、どうしますか?という形で、進むかこのままかを示した方が、良い判断になりやすいとも思いますね。
 住民に大きく関与する事柄ならば、余計に住民に対する下準備等は手厚くしていくべきだと思いますね。 もしくは打ち出せる改革案で大きく住民サービスを確実に向上できる都構想でしかないアイデアがあれば別ですがね。
 いきなりの改革を示すならば、可能性だけではなく、確実に良くなる事の目玉商品が無ければ、納得もしにくいでしょうに。今回はそれがまるっきり見えてこなかった。不確かな可能性ばかりの夢物語だけで付いてくるほど大阪市民はバカではなかったという事ですね。 END
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