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第61回 日本の民が騒ぐ核無き世界の実現 その現実 [政治経済改革]

 今回のお話は少し前にも原爆の慰霊等があって、原爆を受けた日本の民たちが再三ずっと言い続けている核無き世界の実現というものがいかに難しい事で、「核無き世界を実現できれば世界は平和になる」とか思っている人達を、世界の現実でたたき伏せる内容となっております。 今このブログを見ている中で、この「核無き世界は本当に平和で争いが無くなる」とか思っている人がいるのなら、私は失笑すらできずに憐みの目でしか見れないでしょう。(どこまで現実味の無い事を願う事なのかと。) 先に突き付けます(意味は後程)が、核無き世界の未来を考えなくて、核無き世界を目指すことは身を滅ぼす事だと知るがいい。

 今の世界は核という現代最強兵器をいくつかの強国が複数個持つことにより、そのパワーバランスの維持(つまり持つことで自国を十分に守れる力)とお互いが恐怖を持ってむやみに争いをしないよう(ひとたび核を持つ国に対して喧嘩を売れば、自分の身が危うくなる)にする抑止力を有している。 つまり今のこの平和の根底を担っていると言ってもいいのは、核の存在が大きいという事だ。(現に日本やその他の国(自国を自国だけで十分に守りきれない弱国)がアメリカに守ってもらう事が出来るのは、核という最強兵器を持っているからこそできるものである。) 1つの核爆弾の威力は1つの都市を焼き払えるほどの威力を持ち、その後もじわじわとダメージを与える事が出来る。ゆえに持つことが出来れば、周りに話を聞かせる事も出来る事になるわけだ。(軍事力が多少低くても核爆弾を多く持つことが出来れば、自国を守り平和を維持することができるという事になる。) その為それを持たない国は、そんな危険な物はこの世界から排除すべきだという声が出てくることもまた事実になるのではあるが。では今、核という技術に関する物等が一切無くなり、又は使えなくなった場合は、危険が排除されて全ての国が平和になるかと言えばそうではないという事を告げておく。
 核兵器が無いという事は、自国を守る事が出来るのは何になるのか?それは他国とぶつかりあっても負けることは無い最強の軍事力が必要になるという事だ。要は核兵器が無くなれば、軍事力の拡張を全世界単位で行っていかなければならなくなる。もしそれが出来ない国は、世界地図から名前が消える=国家消滅になる可能性がすごく高い事になる。(お金や資源等で、他の強い国に守ってもらえれば可能だが、同時にそれは自国の安全の為に、世界にもっと緊張感を与えるという事にもなる。) そして今のように力関係が分かりにくくなり、各地で小さな戦争が世界各地で起こる事が容易に想像される。(野心を持つ国や、自国が存続に対して危機感を持っていたりすると、他国が欲しくなるというものだ。) そして今の強国が滅ぶなんてことも想像に難くない。(内部で不満分子が多い状態であればあるほど。今現状で危険な国はアメリカと中国だな。絶対的な力が消えた時に、頼りになるのは兵力と軍事力だからだ。)

 こんなことはほぼ起こらないとか思っている人も多くいるだろう。 ではその人達に聞こう「この世界で人に悪意を持つこと、又は世界で何らかの形で1番になりたいとか思う競争心が高い人はこの世界には存在しないというのか?」もし存在すればそれが争いの種となる。(こういう話は前にどこかで話した気がするが。) そのことから自分の身を守ろうと考えて、自分を守る為にできる事をしていくのは当然の流れであるだろう。
 誰かが絶対的な力を持つことが出来れば、そういう争いの種を消すことができるだろう。 しかしそれが無くて、不明になった時、この世界の人の歴史からもわかるように、また大きな戦の時代に逆戻りする可能性の方が高くなるという事だ。(今だって日常を平和に過ごす為の警察の活躍も大きい所もあるだろう? それが完全に無くなった時はどうする? 悪人や犯罪者から自分の身を守る為に自衛の手段をとったりボディガードを雇ったりするだろう。 だから今の核は警察のような存在で、核はいらないという皆さんは、自分の住む周りは全て悪人や犯罪者ばかりの状態で、守ってくれる人は誰もいない状況を望んでいるとしか思えないという事です。)
 今日本で核という守りが消えたら、自国を守る為に自衛隊を自衛軍にしないといけなくなるでしょう。もしくは今よりも多額の金を支払い、全てをアメリカにゆだねる(ほぼ植民地と同じ扱いかそれ以下)ようなことをしなければ、アメリカも守る事が難しくなるでしょう。(アメリカという国は国土が広く、それら全てを守る為には自国防衛だけでもかなりの防衛力が必要になり、他の国を守ろうとすればそれ相応の待遇が無ければやってられなくなるでしょう。) そしてそれも日本の民が嫌がった(沖縄で相次ぐアメリカ兵の事件よりもひどいのが、日本全国で行われる事となる。)時、どこかの国に滅ぼされることになるでしょう。(有力候補は、アメリカやロシア すぐ近くに部隊が展開できるために。(北方領土や沖縄)) 理由は、守ろうとしても守りきれない(島国を本気で守るのであれば、海に近い部分にはほぼ全ての箇所を要塞化するぐらいのことをする必要があり、それを日本国民が頷く可能性が低いから)可能性が非常に高く、さらには守っても嫌味を聞かされるようなこと(何かしらの被害が出たとかで。)になりかねないので、下手に守ろうとして自分たちの被害等を増やすよりも、一度国を滅ぼして全ての言う事を守らせるようにして、日本列島丸ごと要塞化するぐらいのことをするぐらいじゃないと守りきれないだろう。 (ちなみに私がそんな世界で日本を守る立場であれば、似たような事はしますよ。防衛だけに特化した日本全体シェルター化でね。)

 まあつまりここで言いたいことは、核が無い世界は必ずしも平和になることは無いという事。 だって、核兵器の無かった昔も人は争い続けていたのですから。(いろんな人が平和になる事を願いながら。 日本だって昔は核兵器の存在を知らなかったから、強国であるアメリカに戦争を仕掛けていったのですから。それが他の国では当てはまらないことは無い。)


 これで少しは能天気な事を考えていた人には現実というものが伝えられたのでしょうかね。それなら良いのですがね。 それでは今回も長い話に付き合いいただきまして誠にありがとうございます。(次回は「天皇の言葉に対して」でも挙げようかな?ニュースでそれらしいのがあれば。)
 核→消滅~終了~第3次世界大戦勃発
タグ:平和
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