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第356回 浮遊大陸(浮遊都市) [建築]

 さあ待っていようがいまいが今回は浮遊大陸(浮遊都市)建造特集で行きます。とはいえ浮遊大陸自体の話は風力エンジンで飛ばす事と付ける位置などでほとんど数行で終わりますが。 ただいざ浮遊大陸となるとただ飛ばすだけが浮遊大陸の完成かと言われるとそうではない。飛ばすのに成功したとしても落下防止機能や出入りの問題や高高度での酸素量の問題などいくつかの問題が発生するのでそれらの解決方法の紹介がある意味本題である。また別途情報として、浮遊大陸を空に浮かべたら下に位置する所が全部影で覆われていろいろ不都合が発生したりするので、それの解決策は第354回で紹介させているので、そちらを参照の事。 今本格的に無人飛行物体のドローンや飛行自動車などの開発が盛んになっている時代である。ならその時代の最高ランクに位置するのはやはり浮遊大陸や浮遊都市の建造であるだろう。今回はその諸注意なども含めて浮遊大陸建造において最低限は必要になるであろう知識等を紹介していく。 なお、今回の話も第354回と同じく、風力エンジンが現存していることを前提に話を進めて行く。(ちなみに警告として挙げておくが、燃焼エンジンでの浮遊大陸はコスト的にも天候や自然的にも下の大地等に対してもメリットは少ないので諦めた方が良い。)

 さてまずは数行で終わる予定の浮遊大陸の基本を話すが、大陸の大きさにもよるが数十~数百の風力エンジンを取り付ける形にする。(予備メンテナンス含めて。)さらにメインで大型の風力エンジンもいくつか取り付けるべきだが、地上から遠く高高度(雲よりも遥か上)に浮上させる場合には、大陸下側に複数個大型エンジンを付けて飛ばす形にして、街よりも少し高い位置(雲の下あるいは雲を挟む位置)に浮上させるのであれば、大型風力エンジンを大陸の端から上に伸ばした形の位置に取り付けて、地上に風力エンジンの風の影響が直接及びにくくさせる。(絵文字で表すと   風^l      l^風
                                  l_大陸_l    ) この形であれば、雲の下の高度でも地上にあまり影響を与えずに浮遊させ続けることが出来て、小さな店などでも同じようにできる。また雲の中間辺りに大陸部分が掛かる場合は、風力エンジン取り付け部分を雲よりも高い位置にすればいい。
 さて基本的な浮遊大陸部分は終了。まあここまで説明しなくても大体理解は可能な範囲かな?(ちなみに電力問題を原発に頼るのが簡単な方法だが、そうなると常に危険と隣り合わせなので、太陽光と風力エンジンの駆動&発電機能をフル活用させる形の方が、安全性が高くかつメンテナンスの軽さや余計なゴミ等が発生しなくて済むので良い。)

 さてお次は出入りの話に移るが、浮遊しているのだから飛んで入れば確実だろうという話に終わりそうだが、そうなると現状ヘリや航空機の力が必要になる。また今開発が盛んなフライングカーでも可能となるだろうが、個人的に軽く気軽に行けるようにできなければ、浮遊大陸での意味やビジネス等でも使い勝手が悪くなりやすいだろう。(初期はそれだけの往来でも良いが、技術の進歩が進めば確実にそれ以外の個人ルートが確立されるため、先にそれらも込みで設計する方が良い。) というわけで個人での移動の簡単そうな方法というのは、中型ドローン複数機での運搬(人)や浮遊エレベーターなどの建設だろうな。とはいえこの2つは地上に近い方の浮遊大陸専用となる。(それ以上の高度では現状物理的に危険な可能性が高い。なのでそちらは基本的に航空機使用(飛行車含む)の話となる。) ドローンの方は比較的イメージがしやすいだろうが、浮遊エレベーターと言うのは風の力だけで空へ送り届けられる直通型のエレベーターの事である。(ちなみにこの話は、既存のエレベーターの代わりにも応用が可能なので、興味があればメモ等を。) 今レジャーの方でも風の力で半無重力状態で浮かんで遊べるというシステムが既に存在している状態だが、この技術をエレベーターへと転換させて、下からの風と上からの風を調整させてエレベーターのように利用させる事も可能にできるだろう。もっとも浮遊大陸への場合は上昇と下降の2タイプだけをそれぞれ複数設置できれば、あとは風力の問題だけで解決へと導けるだろう。(風力エンジンを下で固定させて一気に飛ばしてもいいしな。)もちろんその時には他の場所へ飛ばないようにある程度は筒状の建造物などで覆って風が直通で吹き抜けられる構造にする必要がある。その上で地面や天井にぶつかっても怪我など無いようにそれぞれクッションを設置して対処しておく必要がある。それさえできれば、人だけでなく重量物体とかも事由に浮遊大陸へと送り届けたり地上へと送ったりできるだろう。(地上へ降下させる場合は、少しずつ風の勢いを小さくして行けばよい。) この風の調節機能が微調整とか可能であれば、今の高層ビル等にも転用可能な技術である。

 そして残りの落下防止機能と空気中の酸素濃度の確保の方は、簡単な話では浮遊大陸全体を透明なドームなどで完全に覆ってしまえば大方の問題は解決できる話なのだが、それだけだとこの浮遊技術の話として面白くないし小さな浮遊島などの作成時には少し難しくなる可能性があるので、それ以外の方法をご紹介する。と言っても、ドームで無いなら残る手段は風による防風障壁が一番簡単な方法である。まず落下防止に関しては、大陸端の位置に下から吹き上がる防風障壁をぐるっと囲めば落下防止に繋げられる。さらにその上で内向き側へもある程度の防風障壁放射とすれば、さらに安全性を高められる。そしてその上で万が一落下するような場合には、浮遊大陸の地面部分に落下時救助無人機などを配備しておけばさらに安心設計に出来る。そして酸素問題に関しては、大陸の下部分で風を下へ向けて噴き出す物とは別に風を取り込むタイプを下もしくは横側に設置して多く吸引させて、浮遊大陸地上部分から専用の酸素補給機などで地表に放出させる形にすれば大体の問題は解決できる。さらに高度気圧性に関しても、防風障壁の風で大陸を覆うような形で放出させ続けるようにできれば、ある程度の問題を解決できる。(簡単な話としては地上部分の防風障壁の出力を上げるか、ある程度ドーム状に機器設置&電力供給用設備などを設営しての防風障壁をいくつも配置するという方法。要は風で作られるドームという形。) この手のタイプであれば、内から外へ出るのは難しく、逆に外から内へ入るのは容易にできるようになる。その上で、専用の通路などを防風障壁に当たらない位置などに取り付ければ移動も簡単にできるようになる。

 さらに警備体制に関しても少し話すが、浮遊大陸の場合基本的にどこからでも侵入が可能に思える様な感じとなる場合が多くなるので、付近を飛行する無人機とか大陸備付である程度移動の自由が効くようなタイプの無人機やガードシステムを付けると良い。(まあ逆に侵入の発見確率も高くなるのが浮遊大陸でのメリットでもありデメリットでもあるかな。)

 ちなみに浮遊大陸建造での最大のデメリットは、空の領域での揉め事が発生する可能性が高くなる事と、飛行機の航行ルートが変わったりさせられる可能性が出てくる事など様々あるし、軍事基地や戦艦なども同じように空に飛ばせるようになったり、浮遊国家樹立が成ったりと今までにないほどの便利さと引き換えの問題が発生していく結果にも繋がっていく事になる。まあ遅かれ早かれこのまま技術が進んで行けばいずれはここまで簡単に到達することになるから、ここでの拒否などあまり意味が無い話となるな。ならば良い方向へと進んで進化できる方へと向けた方が良い。


 それではここまで見ていただきまして誠にありがとうございます。
 浮遊大陸~終了~浮遊エレベーター
















 さてまだ他の浮遊大陸のパターンをいくつか用意するかな?それとも他の地形に移るかな? それとも全く新しいスポーツでも発掘しに行くかな?風のエレメントを大いに取り入れたスポーツを。 fin wind
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