SSブログ

第2593回 これからの映画と俳優の在り方 映画界分裂の危機? [世界問題]

 さて今日は音楽の日で報道特集なくなったので、今アメリカの方で大問題になっている映画俳優や脚本家たちの大規模なストライキが起きていることに関する話をします。

 この問題は昨今のAIの作品制作の関係が強く影響しており、誰でも映像やら音楽なども作りやすくなってしまったがために映画製作会社も人はいらないからデータだけ取って後は勝手にフルCGで映画作ればよくない?という会社が増えた事で起きている問題のようで、それによって映画俳優や脚本家たちがほぼ要らないという状況で超大規模集団リストラに遭いそうな状況だから大規模ストライキで対抗するような流れになっているようですね。
 今はまだ一部でしょうがその流れが進むと、有名な俳優などは基本必要なくなり、見目麗しい人がいればそのデータだけ取って後は捨て放題として、制作会社は生成系AIによってCG作品のみの制作に変わる形で少ない元手で大成功狙えて大儲けできるチャンスが一気に増えるわけだけども、そこで犠牲になるのは大量の映画関係者で、特に俳優などは不要とされるために猛抗議という形ですね。

 これは現在アメリカ映画でですが、いずれはテレビや動画などにも確実に波及して俳優のデータさえあれば本人不要で作品が作りまくれて修正もし放題という作り手には夢のような環境で作れることに反して、俳優やその他映画関係者たちには仕事を辞めろという現実だけが突き付けられて、映画のみならず今後のそういう撮影系統の時代が大きく変わるような流れの分岐点に来ているという事ですね。

 ただしAIで作れる作品はあくまでCG主体が限界であり、実写化という形は作れず、あくまでそれもCGで似せる作品が限界の形になります。つまりその作品には現実で撮影する過程が一切失われた作品に限定される事になり、俳優なども基本いなくてデータ上で作られた物だけとなるので、俳優ならではの演技の良さなども全く反映されなくなり、ただのCG作品という形になります。
 生成系AIではどうやっても現実を自由にいじくる力はありませんからね。

 そしてこの流れで起きるのは制作会社などが現実の人を必要とするのか不要とするのかの違いで、大きく2つに分けられる形になるという事ですね。まあ細々としたのはお互いの良い所組み合わせて現実とCG組み合わせた作品とかも複数出てくるでしょうが、大きな枠組みで分けると人の俳優などは一切不要の生成系AI中心のCG作品主体の制作会社と生成系AIはどこまでも補助の形でしか使わない人の俳優など中心の制作会社の2つに分けられるでしょうね。
 まあそれぞれ良い所悪い所はあるのでしょうけど、人の俳優などが生き残れるのは人の形を大事にしてくれる制作会社であり、人を大事にしない制作会社とは最終的に縁を切る形になっていく可能性は高そうで、その系統の会社では有名な俳優などは今後一切生まれてくる事はなくなりそうですね。
 そうなるとその利益は作品だけに限定する形になり、制作会社としては利益は増えるのでしょうけど、その業界全体での利益率は大きく低下していくでしょうね。そもそも有名な俳優などはほぼ存在せずに見目麗しい人たちのデータだけ使って作られたCG作品には、ほとんど作品の良さとビジュアル面だけの形で勝負する形になり、俳優などを推した形での営業利益などには繋げられなくなるので、果たしてどこまで最終的な利益として多くなるのかはまだ不明な所ですね。

 ディズニーなどのように完全にアニメ中心で作る作品とかに切り替えた方がまだましな気もしますけどね? 中途半端に俳優のデータだけ用いてCG中心のドラマとか好きな俳優とかそんな存在もないような状況に対して作品自体の性能でどこまで戦えるのか?という所ですから、そんなレベルだと始めからアニメ形式で行っている方に利があるような状況にもなりますからね。
 まあゲームで言う所なら最新のストリートファイターとか龍が如くとか現実風な感じの作品という事で現実に似せた作品であると謳うのであれば別ですが、これもどちらかと言えば作品自体の良さで決まる物ですからね。

 予め俳優の躍動感とか全部作られたものだと思って見る作品に対しては、どれだけ興味を持たれるかという所でもありますよね。もっとわかりやすく言えば、人間が行うスポーツ大会とドーピングが普通のスポーツ大会とどちらが良いのか?という辺りですかね?すごい記録出して当たり前のドーピング大会と普通の人が限界目指して頑張るスポーツ大会とどちらがより応援したくなるのか?

 始めからCG中心で作る生成系AIなどに頼る作品は手抜きの俳優データ抜き取りとかせずに1からキャラクター作っていった方が早いと思いますけどね?キャラ自体も生成系AIで自由に作れるわけですから。
 今回の一部の映画製作会社はその手間すら省きたいと手抜きした形にしようとした所で、猛反発食らったという形ですが。まあ中途半端な方向に走ると反発食らって当然ですね。走るなら振り切れないと。
 現実主体のドラマとアニメ化の2種類が基本の形ですけど、そこに今回の制作会社は手抜きでドラマ寄りの中途半端な作品で大きく稼ぎたかったという所ですね。有名俳優を殺してでもお金が欲しいとした制作会社に俳優たちが怒るのも仕方なしですが。
 今回分けられるのは主に俳優などを用いた映画界などの分裂であり、そもそも俳優を使わないアニメ作品にはあまり関係がない話で、せいぜい生成系AIで作るボイス部分でしょうかね? ただしこちらはそれによっていろいろな作品と掛け合わせて声優さんの仕事のみならずアイドルに近い形でも組み合わせられるので、完全に生成系AIにボイスまかせっきりにする作品も少ないことになりそうですけどね。
 好きな声優さんがいるからそのアニメ見るとかいう人たちも多いから声優による宣伝効果は強くあるので、その宣伝無視して行える作品がどこまでできるかですよね?


 それではここまで見て頂きまして誠にありがとうございます。
 映画と俳優~終了~生成系AI



























 まあ実際には分裂ではなく、一部が亜種派生型として切り離されるだけでしょうね。制作会社が美味しい所だけ全部かっさらって俳優殺しすることに協力する俳優たちもほぼいないでしょうからね。
 まあ分離しそうな所で言えば、俳優が声優に切り替えて作品形態が変わる形で作られる制作会社があるぐらいですかね? さすがに嘘情報出すわけにもいかないでしょうし、まともな俳優も集まらない所で作れる作品にも限界はあるでしょうから、人間らしさの失ったドラマ作品と人間らしい形のドラマ作品の2種類に分かれながらも次第に人間らしさのない作品は規模を縮小して、元の通り現実重視の作品とアニメ重視の作品に押し潰されるだけでしょうね。 END
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感