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第368回 日本の物流の危機 最終的な解決策は無人機でしかない? [NEWビジネススタイル]

 さて今回は現在日本で直面している物流面での運送や宅配において少子化による人手不足と過当競争と低コストを求める動きでの運送人などが過酷な労働環境で低賃金で働かされているという物流においても労働環境改善においても事故防止の観点においても危機的状況となっております。もはやこの状況ではいくら何かしらの改善策を国で出しても完全解決へと導く事は不可能に近い状況となっており、このままではいずれ日本の物流が死に絶えるのを待つしか無いような惨状となっています。これをどうにかするには政府も目指す物流においての無人化を視野に入れるべきですが、政府の今の所の方針では抜けが多すぎて使い物にならない可能性が高い(最悪今以上に事故が多発する。)ので、改善策や急場しのぎのすぐにも使えるであろうシステムなども含めて解説していきます。

 日本の物流の要であるトラック物流の現状の問題ですが、今の時代ネット全盛で多数の物品がネットで取引されて物流搬送が大いに稼働しすぎている状況ですが、それによって運送方面の仕事が多くなっていますが、今の少子化の流れと低コストで利益を上げようとする運送会社の急増によって運送者の賃金は安くなっていき、さらにコストカットなどを強いられて労働環境が過酷&超長時間労働を強いられるようになり、成り手が大幅に減少になったり過酷労働による運送で事故を起こす確率の増加に繋がったりで現在物流の危機が叫ばれています。あと10~20年放置してしまうと完全に死に絶えるような未来が容易に予想されます。(3K以上にきついのに賃金が平均以下というのは若者はやりたがらないでしょう。ただでさえ他の業種も軒並み人手不足な昨今では。) これに対して労働環境の是正や基礎最低賃金の向上を上げるように命令しても確実に破る所が出てきますし、それをしないと既に利益が出せなくなっている問題状況にも直面しています。そしてどんなに配慮したとしても少子化問題は一朝一夕には解決できませんから、いずれ終焉にまで行きつく事になるでしょう。 最早この問題は人材的な観点からの解決では不可能な状況にまで事が進んでいるという事です。(物流や配送などの必要性は少子高齢化とともにどんどん上昇していくのに、その少子化の影響で物流面がどんどん弱体化していっている現状ではいずれ崩壊してしまうでしょう。)

 そこで政府は解決策としてトラック運転の無人化による人手が要らない形での物流を目指す方向で動いています。この考え方自体には私も賛成ですが、どうにも今政府が考えているトラックの先頭を有人又は無人で動かして残りを無人で追従させる形での走行をさせて効率化を図ろうという考えみたいですが、あれは高速道路だけならまだいいかもしれませんが、一般道路であの機能では多分事故が頻発するか渋滞が頻発する危険性があるので、カルガモトラックの運用は危険だと考えます。カルガモトラックでは、信号が無い高速道路のような一本道のような場所では実現できるかもしれませんが、一般道路に入ると様々な道が出たり入り組んだり普通自動車の横入りや横断歩道の侵入や信号機などでの問題などで様々な問題が出てくることは必定として出てきます。そこまで政府は考えているのでしょうか?(途中で乗り継ぎ要員を出させるというのでは、結局問題で解決できないですし。) 起きる問題としては、急ブレーキなどを掛ければ確実的に後者のトラックに追突されるでしょうし、横断歩道侵入で歩道の完全占拠や最悪人を轢いても止まらない事が出てくる事や信号が黄色で入ると完全信号無視で後続トラックが突っ込みまくって最悪別車線が動けなくなる事案や一部の信号間隔が短い所では道路の封鎖なんてことまで考えられます。どう考えてもカルガモトラックでは一般道路に入ってしまったが最後に問題噴出でどうにもならなくなる可能性があるでしょう。 それでこれを回避する為にカルガモトラックを高速道路のみで使用して後の一般道路には普通の人に乗り換えさせて運行させるという方法になるでしょう。ただそれだと運送者の賃金面で成り手が激減して、結局少子化も相まって役に立てなくなるでしょう。(主婦のバイト感覚では難しい。)

 ではどうすれば良いのかというと、分かりきっている事だが単体での完全無人走行が全トラックなどで可能にできれば良いという話だな。(言うは易いが実行難し。) とは言え現段階でここまでの技術は出来ていないのだが、普通の完全無人走行よりかは設計において簡単にできるだろう。人を載せて一般道路を縦横無尽に走るわけではなく、ある程度の走行区間などは決められたルートの上を走る事になる物流運送では、運行ルートのデータ取り等が決められればルートの上を走らせる事だけは意外と速くできるだろう。そして無人走行において問題となってくる場所は白線等を認識する事や対自動車間等(一般道路での対人間感知機能など)を把握する事においては一部技術が確立されているが、完全に無人運転で行くとすると最低でもトラックの四方にはカメラとセンサー等を付けて常に周りの状況と今の位置を確認できるようにさせるという仕組みが必要になるだろう。 その上でぶつからないようにさせる仕組みや道路ごとのスピード調節や判別の機能なども必要になる。基本的にはGPSとの連動でルートの確認とトラックに付けたカメラでの機械認識の視野においての現場状況の直接確認を行わせて安全かつ適切なルートでの走行を実現させることが目標だろう。 さらに非常時の際などに関して、緊急信号などを自動的に会社や警察に送れる機能を必須条件として組み入れる事も必要になるだろう。

 だがしかしこれを本格完成させるまでに危機的状況が深刻になる可能性もあるし、現状の打開策を見つけなければ事故や労働環境の改善などが厳しいという事で、トラックを無人化させる事自体は違わないけども、ネット環境や通信技術などを応用してリモートコントロールで動かすという仕組みを作るのはどうでしょうか? 結局これも人が動かすという事自体には変わりがないのですが、直接乗り込まなくてよくなるので会社からとか自宅でのコントロールで運送が出来るようになり、さらにこのリモートコントロールでは時間の管理を取りやすくなるので労働環境などを改善&是正できる基点(規定時間を過ぎると同じ運転者では操作が不可能になる仕組みやそれの不正防止に顔認証や指紋認証を取り入れると実現しやすい。)に出来るのではないでしょうか? こちらもトラックの無人化で四方等にカメラを付ける事は同じですがセンサーまでは付ける必要も無く、扱いとしては普通のトラック運転とあまり変わらないようにできると思います。 これなら少なくとも労働環境面での改善が出来る事になるので、事故の防止や過重労働の回避などに繋げられるでしょう。(これで少しは人手の確保状況もましにできるでしょう。) もしくはさらにリモートコントロールでの動きのリアル化をさせる為に、VR技術と連動させた感じにさせるというのも有りでしょうね。

 まあ結局最終的にはトラック物流の完全無人化をして長期的な安定性の確保を実現させる方向で動くしかないでしょうね。 各個人宅を配送する方に関しては以前に方法を載せているので詳しくは省きますが、再配達の多さを無くす為には、2回目以降の再配達に関しては各社で追加料金が発生するという形にすると何が何でも1回目の再配達で確保しようという動きに繋げられるでしょう。(ただし最初の配達が指定の場合は1回目からでも追加料金可でも良いですが。) 全部無料にするのは傲慢な利用者が急増して宅配を苦しめる結果にしかならないので、1個ごとの再配達の回数によって追加料金の額がどんどん倍加していく形の制度を各社又は国で取り決めると再配達の回数をぐっと減らせるでしょう。 もしくは各運送会社やネット会社と連携して配送者にだけ不在通知が事前に出される仕組みなどのシステムを個人宅に配置できるシステムの開発を進めるなども有り。(配送車の端末に現在の配送先の在宅不在状況が瞬時に分かる様なシステム作成。簡単な方法としてはシステムを各個人宅の玄関部分に付けて出入りの確認をさせる。(希望者用))


 それではここまで見ていただきまして誠にありがとうございます。
 物流の危機~終了~完全無人走行

















 なんにせよこの問題も含めて日本では車の無人化をより速く進めていく事は必須な状況ですね。物流改善に事故の防止にテロ活用防止にと有効利用ポイントは多岐にわたりますし。 さてそろそろ自分の話題に持っていきたい所ですが・・・ finale

 カルガモトラック・・・親トラックにただ必死について回る子トラックの図 海外の広大な場所では有効である。
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